Q. MX360 はどのようなアプリケーションに向いていますか?
A. 特長としてはパフォーマンスの高さが一番に挙げられますが、ポート数の多いことや
メモリー容量の大きさ(プログラムFlash が512kB, 内蔵RAM が32kB) などを活かして余裕のプログラミングが可能な点も大きいと思います。
ライブラリには浮動小数点や三角関数なども含まれますので、PC感覚でC言語を使って高度なアプリケーションを構築できます。
STN液晶制御、FATファイルシステムなども無償でCソースが提供されています。
MX360-DK には当社独自開発のロングファイル名の使える FAT32ファイルシステムが付属します。
Q. PIC32 のパフォーマンスはどのくらいですか?
A.
最大75MIPS、 256ポイントのFFT(高速フーリエ変換)を数十msec で実行できる能力があります。
音質にもよりますがオーディオ信号をソフトウェアで扱うことも十分可能です。
Lusio Di Jasio 著の "Programming 32-bit Microcontrollers in C" (アマゾンで入手可能)にはビデオ信号を ソフトウェアだけで出すサンプルが載っています。
Q.開発環境は何を使って始めれば良いですか?
マイクロチップ社から無料でダウンロードできるIDE(統合開発環境)と
無料評価版のC32 コンパイラで始めることができます。
Q.ユーザーの使えるピン数はいくらですか?
SDカード、PS2コネクタなど除いてコネクターに引き出されているポートの数は68ピンですが、液晶表示器を
使った場合はそれに14ピンが使われますので残りは54になります。
アナログ入力可能な16ポートを含みます。
コネクターピンの詳細はマニュアルをダウンロードしてご確認ください。